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2007年4月12日 (木)

桜はらはら

桜が舞い散る季節になるといつも思い出す友達がいる。20代で亡くなったH君。

初めて会ったのは小学4年生。当時私は新学期いきなりはしかで学校を休み数日遅れで登校した。そして初めて座ったのがH君の隣。彼は勉強がよくできたので数日遅れてスタートした私にあれこれ教えてくれた。その時国語の授業で習ったのがバス停でバスを待っていたら桜の花びらが落ちてきて…という詩だった。分度器の使い方も教えてくれた。彼は小学生のくせに小学生らしくないところがあってちょっと変わっていた。一部嫌われてもいた。小学校を卒業する前に彼は転校してしまったが、モノの見方が大人びていて、どこか魅かれていた。私は彼としばらく文通を続けていた。恋愛感情とかそんなものではなかったけど、クラスメートに話せないことも彼には話せた。私は「あなたは気分が落ち込むと字が小さくなるね」と指摘されどきりとした覚えがある。私は彼と文通を続けていた。いつしか文通も途絶えてしまったが年賀状だけはやり取りしていたような気がする。

そして突然聞いた彼の訃報。彼は筑波大学を卒業し大手広告代理店で仕事をしていた。ある日彼女と「マルサの女」の映画を見て食事をして語り合い、彼女とわかれたあとに車で東京湾に突っ込んだという。泳ぎは得意じゃなかった。ブレーキ痕はなかったので事件性はないと処理されたが、自殺する原因もみつからず、謎の死であった。以上は彼女から手紙で教えてもらった内容。感受性の豊かな人であったけど自殺するような人じゃなかった。

なぜ桜の花びらが散る季節に彼を思い出すのかよくわからない。彼に初めて会った日の印象とあの詩のイメージが強烈だったせいだろうか。合掌。

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コメント

おひさしぶりです。
桜の下には・・ていいますが、美しすぎるのでしょうね。
狂ってしまう季節なのかもしれませんね。

投稿: HIDE | 2007年4月13日 (金) 00時41分

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