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2009年8月24日 (月)

そしてひとりごち反省会

伝楽亭、落語みゅーじあむ中級コース(豊蝶さんは部長ですからですからま、別格として)の練習生としては初出演の日。

午前中、お稽古しようと思いつつ、たまりにたまった家事あれこれしながら枝雀さんのDVDを見る…つもりが、野球部の息子が練習OFFで遅めに起きてくる。娘も起きてくる。

早いやん、もっと寝てて~。

DVD見てたら息子に「何回、見るねん!!」。何回って…毎日でも見たかったけど、息子がゲームしてるか娘が韓流ドラマ見てるかで、母はテレビ見てられない。

着る予定の絽の着物。金曜日クリーニング出したのに仕上がりが日曜日の夜ぅ?即日仕上げちゃうんかいっ!! 娘に頼んだから仕方ない。仕上がりまで気にせず頼んでしまった私のミス。しゃーないさかいライムグリーンの綿麻の着物に黒地の帯。

疲れのせいか緊張のせいか昨日からイライラして子どもにあたってしまう(反省至極)。家を出るとき息子に「なぁ、試合前って緊張をほぐすなんかワザある?」って聞くと「自分はウマイと思うことやな」やって。「おかあさんの出番は4時やから応援のメールお願いします!!では、行ってきまーす」

バスを待ちながら、電車に揺られながら…緊張感はどんどん高まる。マクラは何にしよう。マクラを自分の言葉で話すの初めてだ。

だんだん口が渇いてきて、うまくしゃべれない。

伝楽亭に着いたのは14時30秒前。間に合ってよかった~。会場には中級コースの仲間が2人応援に来てくれている。来週14時出演予定の一平くんと青波さん。

あと男性2人連れ。おなじみさんなのかな。そしてちりとてまんさん。

で、14時の回、絹馬さん、央志んさんの落語を聞いていると、自分がこの後高座に上がることも忘れ笑ろてまう。絹馬さんの息子さんがゆかた姿で高座に近づくのもご愛嬌。絹馬さんの写真、UPしたいけどもう噺家さんの顔でっせ。央志んさんのマクラの小道具、アドリブ、さすがに夜中の1時から寝ないで考えたことだけある。

お2人の落語が終わったのは15時前。お昼ごはん食べる時間なくてカレーを楽しみにしていたけど、午前中ちろりさん出演だもん、残ってるわけないよねぇ。わらび餅も売り切れ。葛饅頭と水出し緑茶(あ、違ったかな)を注文。さぁ、ここから時間の長いこと…。緊張はピークに。

14時の部が終わると青波さんと男性二人連れも帰られて、残ったのは演者以外はお1人だけ。みんな知った顔。緊張する方がおかしい…はず。出番待っていると娘からメール「頑張ってねぇheart01heart01

まずは笑寛さんが出演。「ゼッタイ落語は人のを聞くほうがいいよな、自分でするもんとちゃうっ」と心の中でぼやく。そして私の出番。

先日、名人ちろりさんから「眉毛は出した方がいい」とアドバイスをいただき、さすがにまゆげのところに「ま・ゆ・げ」とは書けなかったけど、前髪上げてデコ出しました。

ネタは「延陽伯」。若くてきれいな花嫁さんを待つあほぅの妄想と、言葉のムツカシイ花嫁さんとあほぅのちぐはぐなやりとりのお話。花嫁さんの名前が長いわけではなかったですね、長いとあほぅが勘違いするのでした。マクラですでに解釈間違えて話してた…、あほぅは私。

でも話していると緊張感が薄れてきて…なんとか本題に入ろうと思ったが、大間違い。入り方が2通りあって最近お稽古してなかった方で入ってしまい、いきなり上下を間違える。

あ~あ。いやここで止まるわけにいかん。ミルさんのアドバイス通り突っ走る。なんとか調子を戻し…でも苦手なお風呂屋さんの場面。そして大好きだけど、練習不足でさらに苦手なあほぅの妄想場面。「宗助は~ん、宗助は~ん」ってところがやりたくて始めたくらい好きな場面。でもあほぅの妄想ぶりがハンパやない。女捨てないと無理。あ~もうお嫁にいけない。まず、太い太いお箸のとこが抜けた。そのうちセリフが飛び始め…でもお稽古でよく間違えてた「ちんちろりんのがーさがさ、ぽーりぽりのばーりばり」の順番はなんとか間違えずに言えた。お稽古ではよく「ちんちろりんのばーりばり」とか「ぽーりぽりのがーさがさ」とかになっていた。次によく間違えたのは、「おとうちゃん、よいよいゆうてぇな」と言わないといけないのに「おとうちゃん、ちゃっちゃっゆうてぇな」とよく間違えてた。ここもなんとかクリア。次は大好きな宗助はんを呼ぶ長屋のおっちゃん登場。でも私はこのおっちゃんのことをオバチャンと思っていた。でも私がやると聞いてた人は「オバチャン」に聞こえたそうだ。そりゃオバチャンに聞こえるわなぁ、オバチャンが話してるんだから。

そして、花嫁さんがやってきて婚礼の晩、真夜中のやりとり、そして翌朝の場面。タテ弁はなんとかトチらず、真っ白になることもなく終わった。火事の場面でも、文三師匠バージョンか枝雀さんバージョンか咄嗟に迷ってうだうだ…。

「しらげのありかはいずこなりや」とたずねるくだり。お稽古ではいきなり「お米のありかはいずこなりや」と言ってしまい、話がいきなり終わってしまうこともあったがなんとかクリア。「そは這う虫のしらみならめ」ここが意外とよく噛む。「そははうぬしのしらめならめ」と言ってしまう。

最後、振り売り商人さんと花嫁さんのやりとりの場面まで来ると疲れが出るのか、ぽこっとセリフを度忘れすることがあった…。でもなんとかクリア。

ま、まだセリフが頭に叩き込まれておらず、人物描写を深めるところまで至っておりませんでした。落語をする醍醐味としてはまだまだ6~7合目くらい? まだまだだったんですけど、長いネタを披露できる場を与えていただいて、自分を追い込んで何とか一席やり終えることができました。もしまた機会をいただけたらまたリベンジしたいです。でも長い長いお名前…ではなくフルバージョンは長いお話なので、気合入れないとできるお話ではアリマセン。昨日の他のメンバーのように「風鈴の延陽伯」になるようもう少しお稽古します。9月のちりとてちん杯に向けて一旦風鈴、いや封印しますが、愛すべきロングバージョン、もう少し…らしくできるようお稽古します。

なんでもっとお稽古ちゃんとせえへんねん。くそぅ、言い訳は先にしたからなぁ、もうせえへんぞ~っ。自分なりに精一杯やりました、これが今の風鈴の限界です。お稽古少ない割には真っ白にならんとしゃべれてよかったです。きっと伝楽亭のアットホームな雰囲気のおかげです。聞いていたのはほとんどお稽古仲間でしたが一部ネタおろしだったので少しでも笑っていただけて何より。

城北迷人会のらくださん、留五郎さん、かかしさん。皆様、本当にありがとうございました。土曜日だったらもっと飲んでたかもですねぇ。今度は土曜日に出ようっとnote(←また出るつもりかいっ、どあつかましっ)

Ma330282

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コメント

おつかれさまでした~
楽しまれたみたいですね。よかったじゃないですか…
「延陽伯」のフルレングスバージョン…結局何分くらいでしたっけ?30分くらいありました?うらやましいですよ、それだけの持ち時間でやらせてもらえませんもん。
間違えようが、とばそうが、なにがあろうと「止まるな」「止まるな」と自分に言い聞かせ、しゃべるしゃべるしゃべる…しかない。
妄想シーン大好きなので、「湯屋番」「野ざらし」「たらちね(延陽伯)」などやりたくてしかたない…
やりたい噺はやまほどありますが、時間制限があり…長い噺はまだやらせてもらえそうもなく…思うところあって10月からは北海道ネタの新作(古典の改作?)に取り組む予定。うまく仕上がるか。。。

投稿: ミル | 2009年8月25日 (火) 05時15分

姐さん、おつかれさまでした!
25分、喋りきったんですねっ!素晴らしいやないですか。6〜7合目、充分ですよ。稽古重ねれば、あとは上手になるいっぽうですもんね!
姐さんの「延陽伯」ぜひ今度聴かせてくださいなっ。

投稿: よってけし | 2009年8月25日 (火) 06時37分

ミルさん、アドバイスありがとうございます。妄想シーン、見てるのとやるのでは大違いですね。ヘタにやるとだだすべり…やってるとつらくなるsweat01
まだまだ修行が足りませぬ。あのお稽古量では、そりゃそうだ。
まだまだ先は長い…だからこそおもしろい。がんばります。

投稿: 風鈴 | 2009年8月25日 (火) 07時58分

よってけしさん、ありがとうございます。
まだまだ不完全燃焼…ブスブス。でも30分も時間もらえることまずないですから。高座本番の日をひとつのゴール(長い目で見れば通過点だけど)に、自分を追い詰めたかったってこともあります。

でも、聞かされるお客様ははエライ迷惑ですよね。すびばせん。先日、聞いてくださったお客様は朝11時のちろりさんから、私の高座まで半日聞いてくださったんです。本当に感謝、感謝です。
その方が次に風鈴の落語聞いて「お、うまなったな」って思ってもらえることが当面の目標…です。

投稿: 風鈴 | 2009年8月25日 (火) 08時06分

いやー、読んでく内に風鈴さんの鼓動が聞こえてきそうです。
ご苦労様でした。
落語は100回の練習より、1回の高座と言われてますので、何事も経験ですよ。
私はもう150回越しましたので、人前であがる事はなくなりました。
最初の頃に教わったあがらない方法をお教えしますと、
前に座ってる人を人間だと思うからあがる。
じゃがいもと思えと教わりました。
じゃがいも畑の真ん中で練習してる感じでやるといいそうです。
私はこれをしょっちゅうマクラに使います。
この事を話して、「そう言えば今日も、目の前にはごつごつしたじゃがいも、丸いじゃがいも、綺麗なじゃがいも、豊作でございます」とふるとドッと笑いがきます。
お試しあれ。

投稿: 笑らく | 2009年8月25日 (火) 09時46分

私も6月に伝楽亭開亭直前企画「城北迷人会勉強会」に延陽伯を掛けさせてもらいました。
長い上にパワフルな落語で(そら私のやり方ですが)体力、気力が続かせることが難しいですねぇ。
楽しむ気力を持たせればなんとかなるくらいの心持でやってます。。
私のんは宗助はんが出てこないやつなんですが、面白かったです!今度、入れさせてもらうかも。。
宗助はんの登場する噺は「二番煎じ」が好きです♡

投稿: 田舎家かかし | 2009年8月25日 (火) 12時07分

お疲れ様でした!これだけ克明に覚えているんだったら大丈夫ですよ~。どこを間違えたかさえ忘れているときもありますから!次からは大丈夫!
練習のときによく間違えるところって、案外本番では気をつかって乗り切れますよね。
間違えても「これが正解ですが、なにか?」のイキオイで遣り通すことも多々。うまく高座終わった途端に忘れているので、成長がなかったりして^^;
でも、本当に100回の稽古より1回の本番。あの緊張感をものにできること(通してやりきる)が、きっと身につく秘訣なんでしょうねえ。。。
お互い、精進していきましょう!

投稿: faye-y | 2009年8月25日 (火) 12時33分

笑らくさん、
150回ですか…150回したら緊張しないのですね。
まだまだですね。毎週高座上がっても月に4回として12ヶ月で48回。盆と正月は休むとして、3年以上かかる…。
月に1回なら10年以上かかりますhappy02

お稽古以上のものしようなんて、自分をよくみせようなんて思うから上がるんですよね。普段の自分が出せればいいんです。頭では分かってるんですけど…根がええかっこしぃだから緊張してしまいます。

マクラのネタ、いいですね。いただきます。著作権はsign02

投稿: 風鈴 | 2009年8月25日 (火) 23時33分

かかしさんの延陽伯、ぜひ聞かせてください。
お稽古つけてください。
ロングバージョンの妄想シーンはまだ文三師匠にお稽古つけてもらってないんです。
台本も音源もあっちこっち浮気したので当日に混乱してしまいましたsweat01

投稿: 風鈴 | 2009年8月25日 (火) 23時36分

faye-yさん
10回のお稽古より1回の高座かと思ってましたsweat02
お尻決めないと動かないタチなので、お稽古も
不十分でしたが高座にあがっちゃいました。
おかげさまで皆様からもいいアドバイスがたくさん
いただけてよかったです。
このアドバイス「ちりとてちん杯」に生かせたらと
思います。
4月より少しうまくなっているといいなhappy01heart04

投稿: 風鈴 | 2009年8月25日 (火) 23時41分

お恥ずかしい話、『延陽伯』を知りませんでした。調べたら、延陽伯が東京に移って『たらちね』になったんですね。

風鈴さんから稽古不足?で高座に上がると聞いてはいたのですが、まさか『たらちね』とは!

すっごいですねぇ。この噺は難しいでしょ?私は大好きな噺ですが、怖くてできない。台詞を間違えそうで。

「自らことの姓名は、父は元京都の産にして…」

風鈴さんに「合う」噺だと思います。
年は二十歳で、器量良しのお嫁さん…ピッタリです!

観てみたいです!

お疲れさまでした!

投稿: ちゃん平 | 2009年8月26日 (水) 09時02分

23日は、15日の大会の事前審査のふつつかもの…いや不通過者が集まった伝楽亭でした。そしてその午前中がちろりさんとはsweat01

先日の伝楽亭は、私たちのもうひとつの甲子園…みたいな。

本番、タテ弁はつかえることなく(お稽古ではあんなに失敗してたけど)スラスラ出てきました。がしか~し、それよか大事なとこがボカスカ抜けてしもて。

聞いてて面白い!!と思ってたけど、聞くのとやるのでは大違いでしたhappy02

ちりとてちん杯は「○の○」でするとして、それ終わったら次はお稽古で何しよう???

よく創作したらって勧められるんですけど。それって私に古典は似合わないってことなのかしらsweat02

確かに女に落語はムツカシイ。ちくしょーannoy

投稿: 風鈴 | 2009年8月26日 (水) 22時49分

風鈴姐さん。
日が志です。
「延陽伯」お疲れ様でした。

ところで、真夜中のやりとりって、
「偕老同穴の契りを~」ってやつですか?

投稿: 日が志 | 2009年8月26日 (水) 23時39分

日が志さん、
そうです、そうです!!
「一旦偕老同穴の契りを結びし上からは千代に八千代に変わらせたもうことなかれ」
「え~っ、蛙のケツ、とぉちぎった?それを千代紙にくるんでほかしたぁ? かわいらしい顔してえげつないことするなぁ。どないしたかてかまへんけれども、何があったんかしらんけど、明日の朝のことにしてぇなぁ」
ってとこですhappy01

投稿: 風鈴 | 2009年8月26日 (水) 23時55分

やはりそうですか。
わたしも「たらちね」をやる時は、このシーンを入れようかどうしようか、いつも迷います。
「一旦偕老同穴の契りを結びし上は、百歳、千歳も、わが君のお心違わせたもうことなかれ」
このセリフ、お嫁さんの心情がよく出てて、大好きなんですが、男の私が言ってもあまりお客さんに響かないみたいなので、入れたり入れなかったりなんですよ。

風鈴姐さんのような、女性が言うと色気が出ていいシーンになりそうですね!
聞きたかったなあ…

投稿: 日が志 | 2009年8月27日 (木) 00時05分

そんなにほめてもらったら、「延陽伯」しばらく風鈴、いや封印しないでまたやろうかなぁって気になっちゃうじゃないですかぁcoldsweats01
私は枝雀さんをお手本にしたんですけどね…ムツカシイですね。でも好きなんですheart04 特に妄想シーン。

投稿: 風鈴 | 2009年8月27日 (木) 00時16分

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